日常の心得『寝ぎわの心がけ』(一)連想暗示法 ●「悲しいこと」「腹のたつこと」「気がかりなこと」など消極的なことは寝床の中に一切もちこまない。明るく朗らかに生き生きとして勇ましい積極的なことを連想する。 (二)命令暗示法 ●鏡に映る自分の顔に、自分のなりたい状態を命令的な言葉で、たとえば、「お前は信念が強くなる!」「お前はもっと元気が出る!」と発生する。 〔実行ポイント〕 ・真剣であること。 ・「つぶやき」くらいの声でよい。 ・一回一事項であること(二回も三回も繰返さない)。 ・命令したことが現実化するまで同一命令を続行すること(途中で他のものに変更しない)。 ・一日中、折あるごとにやってよいが、寝ぎわにやるのが効果的。 『目ざめ直後の心がけ』 (三)断定暗示法 ●前夜、命令したことを、すでに具体化された状況で、断定した言葉で表現する。 例えば、前夜「お前は信念が強くなる」と命令したら、それを「私は、きょうは信念が強くなった」と自分の耳に聞こえるように言う。 〔実行ポイント〕 ・目ざめた直後にやること ・鏡を用いても用いなくてもよい。 ・一日中、回数多くやる方がより効果的。 『日常の心がけ』 (四)言葉づかい ●「困った」「弱った」「情けない」「悲しい」「腹が立つ」「助けてくれ」・・・など、消極的な言葉は絶対に口にしない。 (五)感謝一念 ●不平不満を言わず、「正直・親切・愉快」(三行)を生活のモットーとする。 (六)三つの禁止(三勿) ●「今日一日、怒らず、怖れず、悲しまず」の実行。 (七)内省検討 ●心が積極的か、消極的か、常に客観的に検討し、少しでも消極的なものは追い出す。 (八)暗示の分析 ●他から暗示事項を常に分析し、積極的なものは取り入れ消極的なものは拒否する。 (九)交人態度 ●明るく朗らかに、生き生きとして勇ましい態度で何人にも接する。 〔実行のポイント〕 ・特に不健康・悲運の人に対しては、鼓舞、奨励以外の言葉は口にしない。 (十)取越苦労厳禁 ●「さしあたる、その事のみをただ思え、過去は及ばず、未来知られず」 (十一)正義の実行 ●本心良心に悖った言動は絶対にしない。 『有事の心がけ』 (十二)クンバハカ法 ●感情、感覚の刺激、衝動を受けた瞬間、まず第一に肛門を締め、同時に、肩の力を抜いて、下腹部に力を充実させる。 (十三)呼吸法 ●クンバハカ体勢をとりながら、まず肺の中の残気を十分に吐き出してから、息を深く吸い込む。 〔実行のポイント〕 ・静かに、深く、長く行う。 ・日に何度でも意識的に行う。 |